おおきな地図を描いたことある？地図を描くことは君の住んでいる町へ行くこと。
え？自分の町へ行くなんて、いつも住んでいるところだもん、笑けるはなし。
　でもよく考えてごらん。となりのつとむくんはいつも学校から帰ると、鞄をおいって川へ野球しに行くよ。
さっちゃんは、公園を超えてとなりの町までピアノの稽古に行くよ。
もしかすると、君の見たことない道を通っていくのかもね。
あ、猫がいる。猫が見た町はどんなかな。
おや、からすが飛んでいる。からすは空から見ているからもっと違う町が見えるかなあ。
　ほらほらほら。君もむずむずしてきたかな。だって僕だってみんなの知らないとこ知っているよって。
そう思っているんでしょう。そうしたらおいで。
おおきな地図をみんなで描こうよ。

講師：上田假奈代（闘う詩人・詩業家）
ナビゲーター：森洋久（船場アートカフェ・ディレクター）
主催：船場アートカフェ
共催：cocoroom
協力：辰野株式会社

日時：全2日間
　　　第1日：2007年11月24日（土）
　　　第2日：12月1日（土）
時間：午後2時〜午後5時
会場：船場アートカフェ
定員：10組程度（申込制・無料）

申込み方法：E-mail若しくはFAXにてお申し込み下さい。追って詳しいご案内をお知らせします。
申し込みは2回共参加可能な方を対象とし、先着順受付、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
ご家族やグループでの参加もOKです。
当日ご持参いただくもの：タオル、替えの靴下など。汚れてもよい服装で。
FAX:06-4308-4900 E-mail:art-cafe@ur-plaza.osaka-cu.ac.jp（船場アートカフェ事務局：高岡宛）

大きな一枚の地図をつくるワークショップです。船場に暮らすこどもたち、船場で働くおとなたち、船場が大好きなみなさん、たった一枚しかない、ここだけの地図を一緒に描いてみませんか？
地図といっても難しく考えることはありません。自分の好きな場所、知っている場所、おぼえている風景を描いていけばいいのです。思い思いの場所が重なってつながって、いつの間にかひとつの地図になっていきます。

Profile

●上田假奈代（うえだかなよ）

1969年生まれ。3歳より詩作、17歳から朗読をはじめる。1992年から全国で障がいをもつ人や子ども、高齢者など幅広い対象に向けて詩のワークショップを手がける。文化庁「言葉」について考える体験事業講師、同事業の審査員。NPO法人ココルーム代表、言葉合同会社代表。
http://www.kanayo-net.com/

●森洋久（もりひろひさ）

大阪市立大学大学院文学研究科・文学部准教授。1968年ボストン生まれ。1994年東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程退学。同大学博物館助手、国際日本文化研究センター助教授を経て現在に至る。地理情報学専攻。1999年より、ひとりひとりの身の回りの地図を一つにつなげていき、やがては地球を作ろうというGLOBALBASEプロジェクトを展開している。
http://www.globalbase.org/