ドラマセラピー: 人とのコミュニケーションによる癒し、そして変容

私たちは、一人一人個性を持った違う人間です｡
ものの見方、考え方などが違うので、行き違いや誤解が生まれることも少なくありません｡
そのような場合、
誰もが「人間関係を良くしたい！」また「自分の印象をより素晴らしいものにしたい！」と願うはずです。
外面的な「声」や「表情」は、第一印象を決定する要因であり、
内面的な「気持ち」「まごころ」は、相手には見えないものですが、言葉や表情などを通じて伝わるものです。
現代は特に病気というわけではないけれど、人間関係や仕事のストレスなどがたまり、
気分や身体の調子がすぐれない、「癒されたい」という人が多い時代です。
今回の講演では、まずドラマセラピーの基本となる考え方について説明した後、
私がこれまでに取り組んできた実例とその効果について、具体的にお話したいと思います。
またワークショップでは、ドラマセラピーの基本的なやり方について、
参加者の皆さんにゲーム感覚で楽しく体験していただく予定です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尾上明代

※大盛況のうちに、無事終了することができました。たくさんのご参加ありがとうございました。

講師：尾上明代（米国ドラマセラピー学会公認セラピスト）
共催：大阪市立大学大学院文学研究科・表現文化学専修
協力：辰野株式会社
日時：2007年11月3日（土）午後2時〜4時（講演会　定員50 名　申し込み不要）
　　　11月4日（日）午後2時〜5時（ワークショップ　定員14 名　要事前申し込み）
会場：船場アートカフェ

予約ならびに問い合わせ：

　　　大阪市立大学大学院文学研究科・表現文化学専修
　　　准教授　小田中　章浩
　　　E-mail: odanaka@lit.osaka-cu.ac.jp

Profile

●尾上明代（おのえあけよ）

国際基督教大学（ＩＣＵ）卒業。
アナウンサーとしてNHK・テレビ朝日等のニュース番組や教育番組を担当後、文化庁在外派遣芸術家（演劇部門）として渡米。 米国イリノイ大学演劇学部客員講師を経た後、米国カンザス州立大学大学院でドラマセラピーを、明星大学大学院で教育学を学ぶ。教育学修士。
米国ドラマセラピー学会公認ドラマセラピスト。(Registered Drama Therapist, RDT)（日本国内第一号）
立命館大学大学院　応用人間科学科教授。東京家政大学、明星大学、文京学院大学生涯学習センター、ＮＨＫ学園オープンスクール講師。
著書『心ひらくドラマセラピー　自分を表現すればコミュニケーションはもっとうまくいく！』（河出書房新社、2006 年）
訳書Ｒ・エムナー『ドラマセラピーのプロセス・技法・上演』（北大路書房、2007 年）
所属米国ドラマセラピー学会、日本演劇学会、日本心理劇学会、日本演劇教育連盟
ドラマセラピー教育・研究センター代表
ホームページ　http://dramatherapy.hopto.org/