「入院して、儲かった!」―今では病院の旗印となった、このキャッチフレーズの生みの親、森木忠相君は享年17歳。12年間の闘病生活中、病院・学校・地域で、ボランティア活動や芸術家との共同制作に精力的に取り組みました。子ども達や保護者に慕われ、そして頼られ、病院中の職員に愛され、多くの学校関係者、研究者、音楽家、美術家、写真家等とも幅広く交流していた忠相君。忠相君の影響力は絶大で、彼からインスピレーションを得た芸術家もたくさんいます。この写真展は、そんな彼の仲間、写真家・佐藤友孝氏とのコラボレーション作品展。本展覧会は回顧展ではありません。集う人々の未来をつなぎ、あらたな縁を結ぶために、彼の輝かしくもなつかしい足跡をたどります。
Profile
●森木 忠相(もりき ただすけ)
1987年生まれ。大阪市立金塚小学校院内学級を経て高槻市立阿武山小学校、高槻市立阿武山中学校、YMCA学院高等学校(総合学科修了)。2008年1月に成人式を迎えるはずだった。夢は保育士になること。
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