船場アートカフェ
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大盛況のうちに、無事終了することができました。
たくさんのご来場ありがとうございました。


 アートは様々な人、モノ、できごとを結びつける力をもっています。
しかし、それが閉ざされた社会、サークルのなかで流通しても、
あまり大きな意味はありません。
これまで出会わなかった人々やモノゴトを結びつけること、
そういう「越境性」に着目して、このシンポジウムは始まります。
社会のなかには目に見える、あるいは目に見えない「囲い」があります。
アートはそれを越境すると同時に、「囲い」をも浮かびあがらせます。
そして、私たちに「囲い」を乗り越える喜びや戸惑いを与えてくれます。

 A&A(アートとアクセス)研究会は、
障がいをもつ人、入院している人、災害に遭っている人、
ホームレスの人などと協働しながら、アートの媒介によって、
新たな出会いやコミュニケーションの生まれる現場を創造し、
その意味について考えてきました。
そして、そういった人々を「マイノリティ」として囲い込むのは不自然であること、
さらに、「普通」と呼ばれている人々にも
また解決すべき深い問題があることを知りました。

 アートにはそもそも特定の目的はありません。
「社会問題解決のためのアート」という題目をたててしまったら、
アートの自由性からほど遠いところに行ってしまうでしょう。
本シンポジウムでは、アートという窓から、
望ましいコミュニティ、社会を視野に入れながら、
こころとからだを揺り動かすところから始めてみたいと思います。

A & A研究会 シンポジウム vol.1
2008.3.27(木)− 3.28(金)
会場:大阪市立大学 高原記念館

主催:大阪市立大学都市研究プラザ(船場アートカフェ)
共催:アートミーツケア学会、都市文化研究センター
協力:(財)たんぽぽの家、(特活)いえとことばとこころの部屋、(特活)アーツプロジェクト
助成:サントリー文化財団

■プレプログラム
3月27日(木)
12:00〜13:00 ちんどんチャンス
大阪府庁本館玄関を12:15に出発
*「ちんどんチャンス」に関する詳しいお問い合わせは
tel & fax.06-6636-1612(ココルーム)までお願いします

■プログラム
3月27日(木) 受付開始14:00
15:00−むすび紙芝居劇「文ちゃんの冥土めぐり」[1]
15:30−佐久間新_伊藤愛子「あたらしいダンス」[2]
16:30−講演「コミュニティアートの可能性」
     講師モック・チウユー[3]
17:30−A&A研究会・報告
18:30−懇親会

3月28日(金) 受付開始9:30
10:00−講演「民主主義のはじまりの風景〜うるさくて、めんどくさいことは、いいことだ」
     講師:イルコモンズ[4]
12:00−お昼ご飯休憩
13:00−ワークショップ「ドラム・ギャザリング〜ルールのないドラムパーティ」
15:00−A&Aカフェ with 野食[5]
16:30−co-access

詳細はこちら(PDF)↓
http://www.dsd1977.com/work_event/a+a01.pdf

●プロフィール

むすび[1]
大阪にある日本最大の日雇い労働者のまち西成、通称・釜ケ崎で、紙芝居劇や地域でボランティア活動する平均年齢74歳の生活保護時給者のグループ。野宿生活を経験したメンバーも多く、釜ケ崎のまちを案内するガイドツアーも人気です。
むすびプロジェクト:
http://musubiproj.exblog.jp

伊藤愛子[2]
奈良県在住。2001年より、「わたぼうし語り部」として語りに取り組みはじめる。「第10回わたぼうし語り部コンクール」に「もりおとこのしごと」で出場し、審査員会特別賞を受賞する。2004年からは、障害のある人とガムラングループ「マルガサリ」がつくる舞台「さあトーマス」に参加。佐久間新と出会うきっかけとなる。現在、社会就労センターたんぽぽの家メンバー
たんぽぽの家:
http://popo.or.jp

佐久間新[2]
1995年から4年間、インドネシア国立芸術大学の伝統舞踊科に留学する。現在はガムラングループ「マルガサリ」に所属。古典作品以外にも、野村誠、三輪眞弘、鈴木昭男らの音楽のためのダンスを発表。05年には、野外で即興するI-Picnicを結成し、07年には、コントラステ現代音楽祭(オーストリア)に参加。ダンスの中の自然を模索中。
マルガサリ:
http://margasari01.blog63.fc2.com/blog-category-2.html

モック・チウユー[3]
アデレード大学を卒業後、新聞編集者、高校教員を経て、香港障害者芸術協会の事務長(1995-2004)、コミュニティ文化開発センター長Centre for Community Cultural Development(2004-)を務め、演劇を軸とした共生的コミュニティの創造と国際協働に深くかかわる。著書に『When The Big Wind Blows』『Fluid Sculpture』など多数。世界的に有名な、耳の不自由な人たちの劇団「Theatre of the Silence」を育てたことでも知られる。1999年に香港アーツ開発カウンシルより演劇賞が授賞された。グリフィス大学の教育・応用演劇の修士課程創設に携わるとともに、リンナン大学非常勤講師。
CCCD:
http://www.cccd.hk

イルコモンズ[4]
小田マサノリ(イルコモンズ)1966年福岡生まれ、元・現代美術家、民族誌家、文筆家、アナーキスト一橋大学大学院社会学研究科博士課程満期退学、東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所広報ディレクター、中央大学文学部兼任講師、[主な著述]:「見よ ぼくら 四人称複数 イルコモンズの旗」『現代思想』2003年2月号、「アフリカは僕らに追いつこうとはしていない、僕らの方がアフリカに追いつこうとしている」『美術手帖』2006年7月号 ほか多数
[ブログ]「イルコモンズのふた」
http://illcomm.exblog.jp

野食計画[5]
【野食】やしょく|一般に売られていない食材、またはそれらを食すこと。野食計画は食に関する既成概念への問題提起を社会へ発信し、食や環境などの社会問題に関しての議論や表現の活性化を目的とした研究プロジェクト。関西を中心に昆虫や雑草など、一般には食材として認識されていないモノを研究者と共に採取し食すイベントや研究会も多数開催。
京都産学公連携機構「文理融合・文系産学連携促進事業」
京都大学ベンチャービジネスラボラトリー「若手研究者助成」
野食計画:
http://www.yashoku.net

A&A研究会
アートはさまざまな人、モノ、できごとを結びつける力をもっています。「アート&アクセス」研究会は、障がいをもつ人や、入院している人、災害に遭っている人などと協働し、そこにアートを投入することによって、新たな出会いやコミュニケーションが生まれ、「囲い」が薄らいでいくことをめざします。そのような「アートがもたらす越境性」を、わたしたちは「アクセス」と呼び、考察を行っています。理論的な研究を深めながら、社会の変革への提言を行います。

■お問い合わせ/お申し込み
参加費:1,000円(2日間有効)
懇親会費:1,000円
申し込み方法:メールかFAXにてお名前、ご所属、ご住所、お電話をお知らせください。
       参加費は当日受け付けにて申し受けます。
申込み先:A&A研究会
E-mail: a-and-a@ur-plaza.osaka-cu.ac.jp
FAX. 06-4308-4900

船場アートカフェは、大阪市立大学・都市研究プラザが都心で展開する研究・実践の試みです。

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